ご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
昨年中は、組合運営にご理解ご協力を賜り、まことにありがとうございます。
コロナの規制やマスクなども任意となり、外国人観光客の姿もよく見かけるようになりました。レンタル着物を着ての散策や、ガラス工芸の切子や茶道など体験型のサービスが人気のようで、SNSなどで写真をよくみます、その中から何か仕事や組合に活かせないかと情報収集をしている毎日です。
2月4日には和裁団体合同の新年会を開催いたします、こちらは今年で3回目となりART HOTEL日暮里ラングウッドにて行います。
講習会については、第二回着物の急所オンライン配信にてリクエストのありました、お客様との引き合いや失敗した時にどうしているのかなど、仕事で困った事・悩んだ時や加工料の事などの情報を共有できる座談会的なことを行いたいと考えております。
また着装部を中心に2月に『和装の花嫁』講習会。3月には大塚満氏の『帯結び講習会』こちらは昨年と同様の内容となりますが、とても好評で反響が大きかったため、第二回を開催予定です。各講習会に是非ご参加ください。
昨年から相次ぐ値上げや販売中止などの商品も少しずつ出てきており、ご迷惑をお掛けいたしますが、代替品などの対応も進めてまいります。
皆様にとって健康で幸多き一年となるよう祈念し、新年の挨拶とさせていただきます。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。
東京和服裁縫協同組合 理事長 泉山芳輝
あけましておめでとうございます。謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年日本和裁士会は創立70周年の節目の年を迎えました。今年は関東
ブロック主管のもと第53回全国和裁研修会が10月10日にART HOTEL
日暮里ラングウッドにて開催致予定です。多くの会員の皆様にご参加いただけるよう準備を進めております。
昨年5月からは、新型コロナウイルスの影響による行動制限や規制が撤廃されたことで、世の中はアフターコロナに向かって動き出しています。観光地もコロナ前のにぎわいを取り戻しつつありますが、さまざまな物の値上げが消費にブレーキをかけており厳しい現状。
江戸時代にも現代と同じように、幕府の財政難から贅沢をしてはいけない、華美な着物を着てはいけない等々いくつもの禁止令が出されましたが、その頃に生まれたのが『粋』(いき)という言葉。着物では表地には渋い色を使い、裏地に派手なものを合わせお洒落を楽しむ。江戸の庶民の心意気が感じられます。
なかなか厳しい世の中ではありますが、心意気だけは江戸人に負けないように豊かに過ごしたいものです。
実り多く新しい一年が幸多き年となりますよう、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
日本和裁士会東京支部 支部長 宮本美穂